Speakingは14回連続受験して、
やっと140点に上がりました💦
TOEIC LRやWritingが高得点なのに、Speakingの点数だけ上がらなくて、悩んでいる人いませんか?
私は1年近く、ずっと点数が上がらなくてかなり悩みました。
TOEIC Speakingはいろいろ罠があるので、ポイントを知らないとハマります💦
▼この記事の動画版もあるので、もし良かったら流し聞きでどうぞ!▼
2022年12月25日
「ワールドトーク」 Kohay先生 (Speaking180点)
1.超重要ポイント
①得点配分が傾斜的
Speakingは、TOEIC LRと違って、後半の難しい問題の配点が高いです。
Speakingが13回連続で100点~130点から上がらず、
独学からオンライン英会話に変えて、
途中Writingの点数も上がったりで、英語力自体は伸びているはずなのに、
原因が分からなくて、いろいろ調べたら、韓国版の公式本に答えがありました。
この表によれば、130点と140点の間に明確な境目があります。
110-130 Q11 2点または3点
140-150 Q11 3点
Q11 意見問題で3点を取れるか
で大枠が決まってしまいます。
実際、初心者には取り組みづらい、意見問題を後回しにしていたことが原因でした。
意見問題だけを1ヶ月集中的にやったら点数が上がりました。
②意見問題を中心にやるべし
ある程度勉強して、点数が上がらなくなったら、意見問題を中心にやるべきです。
Speakingが難しい理由として、LRと違って、成績表に「Abilities measured」がないのでパート毎の獲得点数が分からず、何を改善すればよいかが分かりづらく、対策が立てづらいです。
初心者は、取り組みづらい意見問題は後回しにして、写真問題、図表問題などを多く練習してしまいがちです。
しかし、①のとおり、意見問題の配点が一番高いので、出来が悪いと、点数が上がりません。
また、意見問題はMAX5点ですが、意見問題以外は、MAX3点なので、ある程度のレベルになると、いくら完成度を上げても、オーバースペックで無駄になる可能性が出てきます。
③韓国版の公式過去問が有効
韓国版の公式の過去問はとても有用です。
Speakingは、LRと異なり、残念ながら、日本語版のいい公式教材がありません。
「公式TOEIC Speaking & Writing ワークブック」は、回答例が難しかったり、体裁面も含め、とても使いづらいです。
一方、韓国版の公式は、実際の過去問で、160点レベルの回答で、とても分かり易くまとまっています。最新の試験方式の改訂にも対応しています。
正直これだけ覚えれば、充分なレベルです。
実際、意見問題の練習は、この本の暗唱を中心にやりました。
理由づけもシンプルなのでそのまま使える表現も多いです。
本番は過去問を少し変えたかんじの問題が多いので、練習には公式の過去問が最適です。
韓国語ですが、Googleレンズなどを使って問題なく使えます。
▼使い方の詳細はこちら
2.各パートのポイント
140点には各パートがどれくらいできればよいか、
最近の問題傾向など、
気づき点をまとめてみました!
①Q1-2 音読問題
× 英語はリンキングや省略があるから、不明瞭であったり音が消えてもよい
〇 全部音にする前提で、強弱(長短、高低)をつける
この点は、私特有の問題かもしれませんが、いろいろな講師から音が消えるという指摘が多かったので注意しました。ちなみに結果はいつもMediumです。
②Q3-4 写真描写問題
(140点レベル)
× 多彩な動詞を使って、全員の行動を描写しなければならない
〇 とりあえず、一番基本の2人の描写ができればOK
・実際本番出るのは、人数2、3人のケースが大半
・人数が多い場合や物が多い場合は、目立ったものを描写して乗り切る
・上級者のように動作を細かく描写するのはなかなか難しいので、容姿や服装も描写してOK
③Q5-7 応答問題
(140点レベル)
× 準備時間で、新たに追加する文を考える。
〇 準備時間で、問題文の書き換えだけを考えて、準備時間で実際に読む。
応答問題は苦手でしたが、過去問をやれば、それほどパターンは多くないので、できるようになります。
なお、冨田先生の本で、上級者用のノートテーキングの項目があるので、
上級者は準備時間に話す内容が全部確定していると勘違いしていましたが、実際はそんなことはないです。
問題文を書き換えて、聞かれたことだけをスムーズに答えられればOKです。
Q5-6のポイント
Q5-6は無理に3文にする必要はありません。
何か言いたくなったら付け足すというレベルでOK。
Q5とQ6は実は出題傾向があります。
・Q5はダブルQ、Q6はQ+Whyが多い。
絶対ではないですが、知っていると安心材料になります。
詳細は韓国版の本に載っています。
Q7のポイント
Q7は、準備時間3秒で文の構成を考えて、30秒間喋るという初心者には対応不可能な、一番難しい問題だと思っていました。
実は、3秒で考えられることを喋ればよいという大したことない(というと言いすぎですがその認識の方がよい)問題です。
・対策としては、Q7も準備時間で、問題の書き換えだけを考えて、準備時間で声を出して読む。Q5-6と同じ。あとはその後の追加する文はアドリブでダラダラでよいです。内容さえ関連性があればOK。文の構成も重複する表現も気にする必要ありません。
・補足で、Q7は最近、冒頭のテーマから予測できない質問が来ることが結構あるので、先入観でいろいろ先に考えておかない方がよいです。
・あとは、3択の場合、結構、狭い選択肢3つから選ばされたりします。(知っておけば安心材料になる程度。)
④Q8-10 図表問題
図表問題は、出題パターンが非常に少ないので、初心者でもやりやすい問題かと思います。
応答問題と同じで、聞かれたことだけをスムーズに答えられればOKです。
無理に文章を追加する必要はありません。
⑤Q11 意見問題
× 45秒間で、文の構成を完全に構築する。
〇 45秒間で、大枠だけを書いて、一部はアドリブで話す。
45秒でやることは多いので、書けるメモは、キーワードのみです。
これは上級者も同じです。
ですので、一部はアドリブで話さなければいけない問題です。
・ひな形の使用は最小限度にする
× ひな形を全部使う
〇 ひな形部分をなるべく削って、内容部分を増やす。
私的には、130→140点のポイントは、ひな形からの脱却でした。
ひな形は、初心者が理由付け2つの構成を作るのに有用ですが、
ひな形を全部使うと、喋る分量が増えて、早口で話す必要があり、初心者には逆に辛くなります。
いろいろ試してみて、私の場合は、2つ目の理由付けで時間切れになって失敗するケースが多かったので、下記を削りました。
・冒頭2文目の “I have two reasons to support my opinion.”
→理由付けを2個から変更できなくなるという縛りにもなる。
・最後の “That’s why, ~” (時間が余った場合のみ入れる。)
→最初の問題文の書き換えを考えなくてよいという側面もある。
▼基本的なひな形はこちら
・理由2つの出し方は、5分類法
定型化するのは、私のような初心者には有効な手法です。
実際、本番で①Moneyと③Healthで対応しましたが、140点行きました。
難しい問題は、5分類法でサクッと作る方がよい場合が多いです。
5分類法の利点は、理由付けの内容が重複しづらい点です。
ただし、あまり型にはめると上手く行かない問題もあります。
× 必ず5分類法を使う
〇 基本的には5分類法だが、柔軟に運用する
①Money | 良く使う。company profit, government budget とか少しレパートリーを増やす。 |
②Environment | 使用頻度は低め。公共交通機関とか宇宙開発とか。carbon dioxide → air pollution, global warming. |
③Health | 良く使う。会社の仕事や学校の勉強でストレス → get rid of stress, feel relaxed。運動 → improve health. |
④Learning | 割と使う。effective learing. |
⑤Convenience | 割と使う。スマホ、オンラインとかで。 |
その他分類に入らない”making friends”とかも使いますが、
理由付けは韓国版の本によくまとまっているので、それを覚えればOKです。
あとは練習していると、自分が良く使う理由付けが出てくるので、それをストックして覚える。
▼5分類法についてはこちら
3.その他
いろいろな講師に習ってみる
実際3人の先生に習ってみました。新たな弱点が見つかったりします。また同じことを言われた場合はそこが最大の弱点ということです。
120点の時と140点の時の感覚的な違い
Q11が2つ目の理由まで説明できるようになった(8文→9文)。
Q7が30秒間何か答えられるようになった(2文→6文)。
他はあまり変わらない気がします。
140点の時の感覚を忘れないうちに、
総集編としてまとめてみました!
参考になれば嬉しいです!
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